「ロベルトノート」の 52ページ
2024年2月28日。
サッカー日本代表のなでしこジャパンが北朝鮮に勝利し、パリオリンピック出場を決めた。

前回オリンピックは東京開催だったため開催国枠として出場、
その前2016年のリオデジャネイロオリンピックは予選にて敗退。
つまり、2012年のロンドンオリンピック以来の自力でのオリンピック出場となる。
さて、サッカーを題材にしたマンガは多くあるが、有名なものとして「キャプテン翼」がある。
作者は高橋陽一、連載開始は1981年、週刊少年ジャンプ掲載である。

連載はまだ続いており、連載当初は小学生だったサッカーの天才少年、
大空翼くんはすでに大人になりオリンピック編「ライジングサン」が掲載中。
現在活躍している国内外のサッカー選手が愛読している作品として挙げられることも多い。
その「キャプテン翼」の主人公大空翼が、
師匠である元ブラジル代表のロベルト本郷からもらった一冊のノートがある。
名付けて「ロベルトノート」である。

その52ページを紹介したい。
「翼─────
なぜサッカーは こんなにも楽しいんだろう。
世界中で もっとも愛され親しまれているスポーツ サッカー
おれが思うに それはもっとも単純で もっとも自由なスポーツだからじゃないだろうか
グラウンドにたてば 監督からのサインなどなにもない
自分で考え 自分でプレイする
なににもしばられることなく、ほかの10人の仲間たちとただ一つのボールをめざしたたかうスポーツ サッカー
サッカーは自由だ
グラウンド中央
ボールをもったら どうする 翼
なにをしてもいいんだ ドリブルしても パスしても シュートしても
なにもしないで とまっていたっていい
パスだって 前にも横にも うしろにも どこだってOK
それはドリブルだっていっしょだ
翼、サッカーは自由だ
おれは そんなサッカーが 大好きだ
だから 翼にも サッカーを やりつづけるならば
誰よりもサッカーのその楽しさを 愛してほしい───── 」
作品の中で片桐さんから「ノートの52ページを忘れるな」という
ロベルトからの言葉を伝えられた翼は、
この言葉を思い出し、対戦していたドイツから勝ち越し点をあげる。
(ゲーム版などは対戦チームが違ったような…)
この言葉は、サッカーだけではなくスポーツ全般に、いや、ビジネスや人生にも当てはまるのではないか?

あなたの人生と仕事のキャプテンは…
───あなたは自由に仕事をしているか?
───あなたは仲間に自由に仕事をさせているか?
自由な領域があるから、仕事も人生も楽しい。
自由な判断ができるから、あなたも仲間も成長できる。
当然サッカーにはルールがある。
そのルールを守ったうえで、「どうすれば勝てるか?」
という結果を出すことにもこだわりながらも、仲間と自由に人生や仕事を楽しむ心を忘れない。
ちなみに、43年続いた「キャプテン翼」は2024年4月で最終回となった。
高橋陽一先生ありがとうございました。
あなたの人生、あなたの仕事。
あなたはキャプテンである。
自分の人生をどのように楽しみ、
どのように仲間を楽しませるかを考えながら、まとめ読みをしてみるのも良いかもしれない。

