打者の数字から会社を見ると
今年2023年3月、野球の
世界大会(WBC)が日本の優勝で幕を閉じた。
感動的なシーンも多く、
会場で声援を送ることが可能になった。
ウィズコロナ時代の野球人気も再燃する可能性が高い。
その野球の世界において、
打者の1つの基準とされる数字に
「打率3割」
「ホームラン30本」
「打点100点」といったものがあり、
それらの数字をクリアすることが、
優秀な成績を残した証とされることがある。

これらの具体的な数字を目指し、
選手は自らの目標数字を設定し、
個人の成績を伸ばし、勝利を目指すために得点を稼ぎ、
失点を防ぎ、試合に勝利する。
その積み重ねが、チームを優勝に導く。
これが「スポーツ」である。
スポーツは「体育」「運動」とは異なる。
いずれも身体を動かすことに関連するが、
スポーツには「スコア」があり、勝敗を目指すことが多い。
体育は「健康な身体づくり活動」、
運動は「健康維持活動」、と考えてもよいかもしれない。
「経営」と「スポーツ」との共通点は
よく語られることであるが、
経営者が着目すべき共通点は「スコア」を付けることであろう。

明確なスコアを立てているか
では、あなたの会社は、社員の
「スコア」が可視化されているだろうか?
野球のように可視化されているか?
それは例えば、「打率3割」という
明確な基準が、プロ野球選手の目標となる。
ゴルフで例えると、「パー」とは基準を表し、
そこを目指してプレーする。

その基準を目指すために、
身体づくりをしたり、運動能力を高めたりする。
つまり「スコア」を目指してプレーする。
スコアを高くするためにコーチは励む。
個人のスコアを組み立ててチームとして勝利を目指す。
ビジネスも同じである。
明確な基準やスコアがないのならば、
スポーツ同様、社員が勝利を目指せるわけがない。
戦略も立てようがなく、チームワークなども絵空事で終わる。
経営は感覚でやるものではない。
経営者にとって、アイデアは大事な要素であるが、
それを具体的な活動として社員に示し、
スコア化し、基準を示し、
それに向かって前向きに仕事をしてもらうチームづくりを
することがそれ以上に大事な経営者の仕事である。
明確なスコア、基準も示さずに
「勝利に向かってがむしゃらに頑張れ!」
だけで、優勝を目指すプロ野球チームがあろうはずがない。
そんなことだけ言っている監督は
二流、いや三流であり、経営も同じである。
経営者なら明確なスコアを立てて最高のチームをつくりやがれ!

