即時判断ができるかどうか
サッカーのアジアカップ(カタール)、日本はまさかのベスト8で敗戦しました。
その2024年2月3日「日本VSイラン」戦敗退から、経営&マネジメントのことを考察します。

今回の敗因は1つではありませんが、マネジメントの視点で気になったのは、
1、板倉の不調
2、前田&久保の交代
3、南野と三笘の投入
4、イラン戦術変更への対応
5、セットプレー対策
上記の5点でした。
まず「1」の板倉選手について。
板倉は非常に優れたCBですが、今回の試合ではコンディション絶不調でした。
彼らしくないプレーが続き、GK鈴木とCB冨安のフォローで
なんとかなってましたが、危ない場面が目立ちました。
本来、そこで町田に交代させるかなど、なんらかの手を打つべきでした。
中小企業の組織の中でも、優秀な人材が必ずしも
最善最大のパフォーマンスを発揮し続けるとは限りません。
個人的な精神状態やタイミングや人間関係、
配置次第によってはボトルネックになってしまっていることは多々あります。
そういう時に、即時判断してチームの組み替えが
できているかどうかが、企業の生産性を分けることにもなります。
森保監督は人間関係や、人の気持ちに対するマネジメントは非常に定評があります。
しかし、選手のコンディションを見極めたり、勝つことにこだわった即時判断は苦手なようです。
常にチーム力の最適化に目を配り、組織を組み替えれるマネージャーの存在が重要です。
ピンチの時こそ的確な対処を
上記「2〜5」の敗因は繋がっているので、同時に解説します。
イランの戦術は、後方からの堅守&セカンドボール奪取&20番&7番へのロングボールでした。
特に後半はコンディション不良の板倉と、守備力にやや不安な毎熊のサイドが狙われ続けました。
前半は、前田と久保が前線への激しいプレッシングができていたので、
イランも思うようにやりたいことができていませんでした。
後半途中、前田と久保が三笘&南野に変わり、
プレッシングが弱くなってから、前線へのロングボールが増え、精度も高くなります。
後半開始から、イランは執拗に板倉サイドを狙い続けました。
そこが弱点だというスカウティングの分析が出たのでしょう。
テレビを見ている素人目にもそう映ったので、当然です。
イランの戦術変更に対する森保監督の選手交代は、さらにそれを悪化させる愚行でした。
この選手交代は元から決めていたものでしょう。
決めていたことを状況も分析せずに実行する…なんて、お粗末な判断でしょう。
最後の失点は狙われ続けた結果ですので、起きるべくして起きた現象です。
決して板倉を責めるべきものではありません。
経営に置き換えてみても、同様なことはよく見かけます。
経営者やマネジメント層が現場のKPIなどの数字や、行動分析をせず、
なんとなく、雰囲気だけの判断を下して、さらに状況を悪化させることをよく目にします。
ピンチの時こそ、状況を素早く的確に見極め、的確な対処を進めるべきです。
なぜ失敗を改善できないのか
日本はゴールエリア内でのマークはしっかりできているのですが、
外から走って入ってくる選手に対しての、対応が非常に弱いのです。
外から入ってくる選手への対応マニュアル&ルールが明確に決まっていないように見えます。
同杯グループリーグのベトナム戦でも、イラク戦でも、同様なことが見られました。
相手から狙われ続けて、同じ失敗を繰り返し続けるこの状況、非常に残念です。
戦術的にも今回の試合は、イラク戦と同じような形で敗戦しました。
企業に置き換えても、同じ失敗を繰り返し続ける組織と、それを改善できずにいる状況をよく見ます。
非常に残念ですね。
サッカーも企業も、マネジメント学に基づく情報収集と分析ができる人材と、
マネジメント判断のできる人材育成が重要です。




