【コラム】アメリカ人に聞く日本の人事評価制度|若林の世界の果てまでイッテらっしゃい!!

若林の世界の果てまでイッテらっしゃい!!

コーチナビカレッジ講師(コンサルタント)の若林よりお届けします。

エムラボCNC講師
経営コンサルタント
若林優哉

日米で全く異なる働き方制度

今回お伝えしたいのは、
「アメリカ人は、日本人と働くのは世界一難しい!」
ということです。

私は、以前にアメリカのミシガン州に居住して
さまざまな企業の働き方を見てきました。

アメリカでは、働く人のモチベーションによって
360度サービスが変わることには驚きます。

全くオーダーと異なる商品を渡されクレームを言うと、舌打ちをされます…

その日の気分で働くのがアメリカの風土なのかもしれません。

「How are you?」が挨拶なのも理解できました。

ただ、アメリカの働き方は日本より厳しい側面があります。

アメリカでは、日本のように、終身雇用制度がありません。

そのため、アメリカ人は、常に自分の仕事に高い
パフォーマンスを発揮しなければなりません。

労働時間は人によりますが、
パフォーマンスが発揮できていなければ超人のように働きます。

また、アメリカでは、日本よりも昇進や昇給の機会が多いため、
常に自分のキャリアアップのために努力しています。

そういった国民性や雇用慣行もあり、
アメリカと日本の人事評価制度は大きく異なります。

日本では、終身雇用や年功序列が一般的であるため、
評価の目的は、従業員のモチベーションを維持し、
企業に貢献し続けてもらうことにあります。

一方、アメリカでは、転職が一般的であるため、
評価の目的は、従業員の能力を高め、
企業の競争力を向上させることにあります。

つまり、日本の年功序列の人事制度はとにかく面倒見が良いわけです。

日本の職場で日本人と働いて不安に

一方、アメリカの成果主義はどうなのか?

面倒見が悪いのか?

実は成果主義もとても面倒見の良い制度になっています。

それは、かなりの頻度で従業員と面談を行い、
徹底的にモチベーションを開発しているから。

日系企業に勤めるアメリカ人に
「日本人と働くのはどうか」議論したときの話です。

彼女はとても熱心に働いており、良い仕事をしています。

しかし、彼女は上司から
口頭でほめられたことを覚えていない、と言うのです。

彼女は、働いて1年たった頃、上司が自分のパフォーマンスに
満足していないのではないかと不安になったそうです。

つまり、アメリカ人が日本人と働いて不安になる
ケースは珍しいことではなく、実際、日本人と一緒に
仕事をする外国人の多くも同様の感情を抱いていると言います。

外国人を不安にさせる理由とは?

日本人は、たとえ母国語であっても、感謝や認識を
言葉で表現することが苦手な傾向があるように思われています。

(中略)

要するに、海外から見ると日本人は従業員や部下を
褒めることを表面化するのが苦手だということです。

海外の人たちに話を聞くと、日本人特有の性格・習慣を上手く
反映したのが年功序列や終身雇用制度なのだと改めて実感しました。

しかしながら、終身雇用制度を維持するのが難しくなり、
グローバル化が進む日本社会においては
新しい人事評価制度を導入することが大きな課題です。

人事評価制度は、企業の成長や発展に欠かせない重要な要素です。

そのため、企業の状況や環境に合わせて、
人事評価制度を変化させていくことが重要になってくるのです。

わかばやし・ゆうさい/エムラボCNC講師、経営コンサルタント、作家、国際的マーケッター、経済学修士(EA)、統計・人的資源論・マーケティング等を研究。税財務コンサルティング会社・人事コンサルティング会社で活躍後2018年、経営コンサルタントとして独立。中小企業の年商を3倍にするビジネスモデルの構築と国際的なデジタルマーケティングを活用したマーケティング戦略策定と実行支援には定評がある。28歳で渡米し、アメリカマーケティング協会にて、マネジメントやディレクション、デジタルマーケティングを学び、日本に導入する先駆者。座右の銘は「学の実化」。趣味はゴルフと読書。

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